スタートライン

 誰かが言ってたなぁ。「誕生日は祝われる日じゃなくて、生まれてきたことを感謝する日なんだ」って。

 3月15日、わたしは、わたしの大好きな女の子に、53日ぶりに会えた。
 いやまぁ録画番組やら紙面やらでちょろちょろ見てはいたけど、リアルな『今』を見ることができたのは、実にラストライブぶり。マイクを握るかは分からない、音楽活動を本格的に始めるのもかも分からない、だけど手には人生で一番高い買い物だったと半年前に笑いながら見せてくれた相棒を持ち、いつか毛先をワインレッドに染めてみたいと語っていたその小さな夢も叶え、23歳の誕生日に、とびきりの笑顔を見せてくれた。
 ファンのみんなを驚かせたい、とライブ開演までばっさり切った髪を見せずサプライズにしてくれたこと。ファンのみんなに返したい、とまったく弾いたことがないと言っていたはずのピアノの弾き語りを聴かせてくれたこと。消える前のブログを読み返していたら、つらいときも、体調が悪いときも、いつだってファンファーストでいてくれたこと。なにひとつ変わってない女の子が画面の向こうで笑っていた。
 投稿時間は3月15日、午後3時15分。
 そうだねぇ、あなたはいつだって、こういうあっと嬉しくなるようなことをしてくれる女の子だった。
 これからどんな形で見ていくことができるのかもまったく分からないけど、誕生日に彼女に何かを与えたかったのに、結局また与えられてしまったけど、誕生日メールを送るときは日付が変わる30分前にアラームをセットして文章を作り、2分前に送る準備をするのだと言っていた彼女は、きっと、3時15分が来るのを、スマホ片手ににこにこしながら待っていたのだろう。
 そして今日、「feel a heartbeat」のライブ映像が公開になった。
 3月15日もまた、スタートラインになった。
 初めまして、杏果。ねえ、これから新しいあなたの音楽に寄り添うことができる日々が来るかもしれないだなんて、あなたの残してくれたものだけじゃない、あなたの未来まで応援できるかもしれないだなんて、なんて幸福なことなんだろう!


 


まあなんかしみじみ書きましたが推しまた拝めてうれしい!!!!!!!!!!!!!!!!!ってことでしたこれであとは東京ドームご用意されてくれればハッピーエンドなんですけど!!!!ねえプレイガイドも全滅だったんですけど!!!!ちょっと!!!!!!たのむよ!!!!!!!!

推しが日曜に夢を叶える話

 有安杏果という、私の大好きなアイドルでありシンガーソングライターであるアーティストが、芸能界を卒業する。
 なんかね~ただただ楽しかった思い出がめちゃめちゃ出てくるんですよね。いやだって好きになってからずっとずっと楽しかったもの。ももかほどに好きでたまらない子に出会うことはこの先もないと思うし引退したってファンだもの。宮沢賢治だってもういないけど私大ファンだもんよ。いるかいないかなんて、好きという気持ちの前には然したる問題ではないのだ。

 発表のあった15日。スポーツ紙をかき集めて(グループのアイドルが一人卒業する報告のために、このご時勢に記者会見はせず、都内新聞社とテレビ局一軒一軒メンバー全員で回って挨拶回りってすごいよね。グループの今後と、記事にされるであろう本人の円満な報道に繋がってるんだろうなって思うと、どこまでもももクロらしい。それに既存のお写真じゃなく最新の5人の笑顔って素敵じゃんね)、地方でもカラーなことに感謝しつつかわいいなぁとかサンケイさんZじゃなくてSになってるかわいいなぁとか読んでいたんだけど、二年前から卒業について考え始めたという彼女。でもたとえば去年一年間のライブでの姿が無理に作り出した嘘だったのかと言われると、どうしてもそうは思えないなぁというのが月曜からぼんやりと考えていたことだった。サッパリとした性格の彼女は、時折心ないことを言われたりすることもあったけど、だからこそ、富士見市で、国際フォーラムで、味スタで、仙台で、武道館で、地元ホールで、SSAで、見せてくれた表情と私たちに言ってくれた言葉は、そのときにすでに心が苦しんでいたとしても、こちらもまた彼女の本心だったんだろうなと根拠のない想いがずっとある。それは願望かもしれないし、希望的観測なのかもしれないけど、でもどうしたって、多くの現場で自分で感じたものが私にとっての真実なのだ。

 グループの中でたった一人大学に通い、ソロライブでは制作も担い、多くの外界を知って、グループとしても日々ものすごいことをしている彼女らだけど、真面目な彼女は、世界が広がると同時に自分の持っていないところもたくさん知ったのかな、と思った。
 だからこれも私の願望かもしれないし、希望的観測なのかもしれないけど、「つらかったから辞めたい」というより「もっと勉強がしたい、だけどスケジュールが1年先まで決まっている現状では、今以上の世界は広げられない、だから一度この世界はおしまいにしたい、だから卒業したい」みたいなとてもポジティヴな印象だった。辞める・脱退という表現ではなく卒業。卒業とは、すべて修了させて去るということ。
 だから私は「ファンの皆様へ」のブログを読んで、すんなりと受け入れてしまった。受け入れることができてしまった。いつか来るこの日を、どこかで恐れていたけどこの5人ならきっと大丈夫、と考えないようにしていたくらいなのに、「そっか」とすとんと落ちた。
 だって推しの次の夢が叶うのだ。
 紅白と国立の夢に立ち会ってきた。ソロの夢にも立ち会ってきた。推しが夢を叶えた空間は、いつも幸福だった。推しの笑顔が好きだった。このブログは、つまりその笑顔につながる未来なんじゃないか。だとしたら、わたしがさみしいのなんて二の次でしかないのだ。推しが夢を叶えて笑顔になる瞬間に、もうカメラは回っていないけれど、もうそこはステージの上ではないけれど、客席から手拍子を送ることは叶わないけれど、緑のペンライトを点灯することもできないけれど、でもたしかに幸せだったあの瞬間と、同じ時間が訪れる。そのスタートラインがここだと私たちに教えてくれた。だとしたら、祝福する以外の選択肢なんて浮かばなかった。周囲みんな気を遣ってか直接触れないでいてくれてるんだけど、自分でもびっくりするくらい前向きなのだった。
 冷静に考えると「普通の女の子になってみたい」って夢、ハレーション起こしそうにかわいい。かわいい。かわいくて頑張り屋な女の子がそんなこと言ったら叶えてあげたくなるじゃん。それに、22歳で芸歴22年のももかにとっては「普通の女の子に戻りたい」じゃなくて「普通の女の子になってみたい」なんだなぁと思うと胸がきゅっとなる。私たちが思う以上に「普通の生活」っていうのは、ずっと憧れだったのかな。去り方まで最高に推せるわたしの最初で最後の推しが「お疲れさまって言ってくれたら嬉しい」って言ってるんだから、もう夢のような色合いの非加熱ブルーサファイヤでメガホン作って叫びたくなってる。あのねえ、わたし、大好きなあなたの門出を祝福したいの。

 私はももいろクローバーZが好きで有安杏果が好きで、それまでアイドルを好きになったことがなかった。追いかけている時間が好きだから、新しいももクロ好きの知り合いを作ろうと思ったことはなく、他のファンの感覚はあまり分からない。ごくごく普通に、かつてBUMP OF CHICKENPerfumeSound Horizonを応援していたのと同じように彼女たちを応援していて、彼女たちの音楽が好きだった。彼女たちの人柄が好きだった。だから彼女たちの幸せが私の幸せだし、そこに何か見返りを求めたことはない。だから今回のことで裏切られたとは微塵も思ってないし、ショックだとか嫌いだとか、そういう感情も、意地を張ってるわけではなく一切無い。たとえスキャンダルで引退になったとしても、さみしいと思いこそすれ、同じだったと思う。
 まあ、さみしさなんて二の次だと言ったけど、勿論かわいくて大好きな彼女とその歌にもう会えないかもしれないさみしさは果てしなくて、月曜の午後は仕事を休んだし今日まで原稿一切できてないしいつものように車で流れてるDVDに目をやると涙はべろべろでてくる。それでもいつだって基準は応援したい彼女たちだった。ファンのことなんてそんなに考えなくていいのにとさえたまに思う。好きなことをして笑っている姿が好きだった。その「好きなこと」が「みんなを笑顔にする」だったのでやったぜもうけー!って楽しませてもらっている、みたいな感覚だった。その「好きなこと」に彼女が新しい道を選んで、笑いながら歩いてゆける道がそこなら、全世界が否定しても私にとってそこが正しい花道なのだ。
 今回のことに何か嘘があって、裏があったとしても、ファンの前では笑って未来を話してくれた。楽しく終えたいと言ってくれた。芸能界を引退するのなら全部切り捨てて去ることもできたけど、彼女は笑って終えることを選んだ。それ以上も以下もない。私は有安杏果ではない。彼女のほんの一部しか知らないし、ほんの一部ですら彼女を理解しているとは思っていない。でも彼女がそうやって明るい姿でステージを降りようとしているのだから、それをそのまま受け取りたい。少なくともそう受け取って欲しいと彼女たちは願っているはずなのだ。だからそれでいいんだと思っている。

 映像、音楽、書籍、ラジオ…彼女の残してくれた8年間の思い出は、いろいろな形で私の手元にある。まだ見たことのない写真やインタビューもきっとたくさんあるので、それらをゆっくりとかき集めながら、新しいももクロちゃんを応援していくのもいい。バレイベも楽しみだし、滋賀の一大事ももう宿は取ってあるのであとはチケットだけだ(頼むぜ)ああ、実はソロコングッズのクローバーもったいなくてまだ育てられてないんだよね。いつ育てようかな。今年の3月15日のももかのお誕生日になったら、きっと春が顔を見せ始める頃だと思うから、その日に種を植えてもいいのかもしれない。もしかしたらももクロ有安もアーティスト有安も忘れてほしいと思っているかもしれないけど、あなたの卒業があなたのわがままなら、これは憶えていたいファンのわがままということで。

 杏果、8年間、本当にお疲れさま!卒業おめでとう!頑張ってくれてありがとう。幸せをくれてありがとう。あなたのファンでいられてとっても楽しかった!誇らしかった!幸せだった!私たちファンが支えになれたことも、負担になっていたこともたくさんあったと思うけれど、ずっとずっと、走り抜けてくれてありがとう。そんなに小さな体でものすごい数の人を幸せにしてくれたあなたは文字通り「小さな巨人」でした。たっくさんのひとを幸せにした分だけ幸せになる権利があるので、ちゃーんと幸せになってね!

 2018年1月21日の日曜日、私の推しは緑色の衣装を脱ぐ。マイクは置くかもしれないけど、カメラの回らない日々の中で、彼女はきっと鼻歌を歌うんだろう。風を切るようなダンスを魅せてくれた足で、今まで見たことのなかった地へ旅行に行くのだろう。スタッフさんの代わりに友達を連れて、ブログにあげる予定のない写真をたくさん撮るのだろう。雪原のように真っ白になったスケジュールに、小さな足跡を、ひとつずつ残していくのだろう。見たことのないプライベートの笑顔を想像して、幸せな気持ちになって、ちょっとだけ泣けた。
 新しい夢、楽しんできてね!!!!もし普通の女の子に飽きたら、いつでも戻っておいでね。なんてね。

(推しが日曜に夢を叶える話 おしまい)


[2018.1.21追記]
 もしも、を少しだけ考えてみた。
 もしも、卒業がもっと前に告げられていたら。たぶん、発表後のライブは全部「今回が最後だ」とセンチメンタルな気分になっていた。発表から卒業まで1週間という短い期間は、わたしにとっては良かったのかもしれない。今日を迎えるまでのライブはいつものように「今日も楽しかった〜〜!!」という気持ちでいっぱいにできたから。もちろん、今日のライブも。

 ライブの前日、もしかしたら最後になるかもしれない「有安杏果さま」というあて名を、人生で一番丁寧に書いた。消えてしまったらいやだなと思って、トップ写真やweb記事をもくもくと保存した。毎日のように見てたのに、は~って声出ちゃうくらい格好良いし、かわいいし、きれいだし、歌が聴こえてくるし、わたしの推しはいつだって眩しくてきらきらしていた。
 ラストライブの幕張はいつものように5色のカラーギャングたちでひしめいていた。特に緑が多いわけではない(いや気持ち多かったかな!)5色!ももかが望んだ5色!なんだかそれが凄く嬉しかった。武道館ライブで、ペンライトを消して欲しいのだと言った彼女の言葉を叶えるべく、ペンライト消しましょう!と開演直前に客席に飛び交った声を聞いたときと同じだ。みんな、彼女を喜ばせたいのだ。
 ラストライブは、死ぬほど泣いた。いや泣くつもりなかったんだけど、開演直前までちゃんと笑顔で見送るぞ!と思ってたんだけど、スクリーンに「有安杏果という生き方」って文字が出た瞬間2秒で泣いた。 この8年で少しは強くなったと思うので泣かずに歌い切りたいと言ったとおり、言いたい言葉はたくさんあるけど歌とダンスで伝えると言ったとおり、彼女は涙を見せずに小さな身体から放出させたものすごいエネルギーを音楽に変えて、文字通り「有安杏果としての生き方」を、わたしたちへ魅せつけてくれた。ライブは本当に楽しかった。かわいかった。あまりにもいつもどおりに楽しかった。イントロが流れるたんびに友人と抱き合って泣き崩れたりしたけど、曲が始まってしまえばいなくなる彼女だけを追いかけようと思っても、それぞれの見せ場ではそれぞれのメンバーを見てしまうし、どうしようもなくいつもどおり楽しんだ。ももクロの曲はももクロからファンへの希望のようだと思っているけれど、今日はももクロからももかへ、ももかからファンへ、そしてファンからももクロへと様々なベクトルのあたたかい気持ちが幕張を埋め尽くしているようだった。

 有安杏果は、強い女の子ではない。と、思う。いつも彼女はファンへ大好きと伝えて、でもわたしのこと好き?と聞くのは照れ臭い。だけどここ数年、というか、ソロ活動で「有安杏果のファン」としての想いがダイレクトに伝わる機会が増えたからだろうか。照れ隠しするでもなく、いつの間にか「ありがとう」と真正面から受け取ってくれるようになっていた、ように思った。それと同時に、あまり泣かなくなったなぁと気づいた。彼女自身が強くなったのもあるだろうし、愛されてる自信、ていうとなんかへんな感じだけど、ちゃんと通じ合っていると感じてうれしく思う機会も増えた。ラストライブで彼女が最後まで涙を堪えきったことを薄情だとは思わない。小さく何度も何度も頷きながらメンバーからの言葉を聴いていた彼女は、愛されてることを受け止めてるみたいなやさしい笑顔だった。メンバーからの、ファンからの想いを正面から受け止めてくれた、やさしい「ありがとう」みたいだなと思った。お友達が「話し方がソロのときみたいだなぁと思った」と言っていて、はっとした。ソロのときに感じた、わたしたちの愛が伝わってるんだな、と思えた彼女だ、と思った。

 わたしは根拠のないメンバー不仲説や本人のためと言いながら推しを説教してる勘違いモンペファンがでぇっっっっきらいなのでネット上のファンの反応は自発的には検索しないけど、もしそういった発言の積み重ねが彼女を苦しめていて今日の発表に至ったとしたら、という不安はあった。心ない根拠のない発言が彼女を傷つけたことは少なくなかったはずだけれど、彼女は最後に「みんなが私たちのファンで良かった」と言ってくれた。 もしラストライブの中で、彼女がさみしそうだったり、かなしそうだったり、そういった表情を見せていたらわたしの中にも未練が残ったかもしれない。だけど彼女は笑顔だった。やりきって悔いはないと言った。もう自分がここでやるべきことはないから、もう彼女の夢はももクロの4人とは別のところにあるから、もう同じ方向を向いていない自分が10周年を共にするべきではない、だからこその「一緒に10周年を迎えるんだと思っていた、でもこうするしかなかった」なんじゃなかろうか、と納得できた気がした。有安杏果ももクロが道を違えたのではなく、有安杏果ももクロでの道はもうゴールを迎えたのだ。だから彼女は笑顔だった。小春日和のようにやさしくあたたかい、笑顔だった。だからわたしも心から卒業を祝福して送り出すことができた。色とりどりの花に囲まれた推しは花のような笑顔を浮かべて「幸せになるね!」と手を振った。それに手を振り返さずしてなんだというのだろう。
 卒業報告のブログから、文末にももクロ有安のタグが付かなくなったことを少しさみしく思い、あなたは自分を奇跡の5人ではないとそう謙遜して言うけれど、やっぱりあなたはわたしに奇跡をくれた女の子でした。 ももいろクローバーZの冠を外した1月15日のブログ。あの日、きっと彼女は別の道へ進むべく、もう準備を始めていたのだ。この一週間はわたしたちファンにくれた準備の期間。そうして約束の日、最高のパフォーマンスと最高の笑顔をわたしたちの網膜に焼き付けて、彼女はステージを降りた。埋もれるくらいの花束を抱えた推しはとびきり可愛かった。ひとり階段を昇ってゆく彼女の足元が写されて、振り返ったとき、一瞬、知らない女の子に見えた。ももクロ有安でもアーティスト有安でもない、ああこれがごくごく普通の女の子なんだな、と本来の「有安杏果」を初めて見た気がした。

 私が応援するももいろクローバーZは4人組ユニットだ。涙をこらえて少しだけ歩みを緩めた背中を押す力にどれだけ貢献できるかなんて知れたもんじゃないけど、いつだか彼女たちは、ファンのみんながいれば無敵です、と言った。だったら、わたしたちが4人を無敵にしてあげたい。わたしの推しは今日ステージを降りた。彼女の願いは「お疲れさまと言ってくれたら嬉しい」そして「4人をよろしくお願いします」だった。一つ目の願いの答えは、彼女に届いていた。残された願いはひとつ。だったら答えは決まっている。いや無論、言われなくたって今後もずっとずっと応援してくつもりだったけどさ!最高に最強で最上の最大で最愛の時間をくれる彼女たちのこれからも、本当に楽しみだ。東京ドーム本当におめでとう!!!!

 帰りの新幹線で、この先のことも少し考えた。4人は今後のライブも緑で来ていいよ!と言っていたけど、良い意味でひきずるつもりはないし箱推しTシャツ着るぞ!と思ってた。でも「4人になっても応援してね」というあーちゃんのコメントを見て、ももかがいなくなっても緑推しは来るんだぜえっていう目印にもなるのかなぁとも考えた。タオルを緑と箱2本にしたらいいのかな。でも新しいスタートも応援したい。うーん。
 いやまあ、目下、悩み事は、ペンライトの色である。今までは「メンバー全員大好き!!!そんで有安さん贔屓、へへ」という感じだったのが「メンバー全員大好き!!!好きったら好き!!!」って感じになる。緑贔屓箱推しから全力箱推し。そうつまり、ペンライトを常時何色にしていいか分からない…!箱推しの人って普段どうしてるんかしら。4本持ってる?一曲ごとに変えてる?白?とまあ、平和な悩みをゆるゆると考えつつ、新しい振り付けやパート割り振りはどんな感じになるのか、それによって曲がどんな化学反応を起こすのか、ワクワクもたくさんだ。カラー交換のときが新鮮で凄く楽しかったので、きっとどんな形になっても新しい良さがたくさん出てくるに違いない。結局のところわたしはももいろクローバーZが好きだから、彼女たちが届けてくれるものならなんだってうれしいのだ。要望することなんかない。すべてがポジティヴな贈り物で、受け取れることがただ嬉しい。ももかだけじゃない、4人が笑っていることが何より嬉しい。次のライブでは4人にもお手紙を書こう。いつか今日のような日がまた来ても、グループとさよならしなきゃいけない日が来ても、それが近い将来でも遠い未来でも、今回のように笑って送り出せたらいいな、と思う。

 でっかいハピネスを残してくれたわたしの大好きな女の子は、今日ついに普通の女の子になった。それでもわたしはももクロ有安杏果が、シンガーソングライター有安杏果が好きだ。 今日は権利の有休を取得済みなので、つながるペンダントを付けて、ト音記号マグカップに珈琲を煎れて、メリヤス(ももか人形)を横に置いて、フジテレビNEXTももか三昧の録画を見る。我慢できなくて昨日ちょっと再生しちゃった夏バカのDVDも見ようかなぁ。でも一気に見ちゃうと勿体無いなぁ。最近みんなきれいになりすぎてドキドキするしかわいいの過剰摂取は心臓に良くないんだよぉ。そういえば23日は武部さんの本も出るんだった。2月2日は推され隊が載った日経エンタが発売になる。川上さんのぺりすこ動画がさぁひたすらかわいくてさぁ。それにそれに、3月には!武道館の!円盤!やったーーーーー!感想を呟いたら、エゴサ大好きな彼女に届くだろうか?「みんな~今日の宿題だよ~」って言いながら、タグを巡回するんだろうか。もうブログが投稿されなくてもそんな姿が浮かぶし、そんな呟きを見て笑っている彼女を想像してまた楽しくなった。あなたがいなければ乗り越えられなかった日々があったし、あなたがいたから乗り越えられた日々があった。 一晩限りの新曲「空が好きだったあなたへ」で、伝えたい言葉「ありがとう」と出てきたが、わたしはやっぱり「大好き」だと伝えたい。あなたが好き、あなたが全身で奏でる音楽が好き。ありがとうというと、真面目なあなたはそれに対してお礼を言ってくれそうな気がして、だから直接届かなくてもいいんだ。声を大にして、何度だって言うよ、大好きだよ、あなたを好きになれて本当に良かった。天気の良い日も雨の日も、これからも同じ空を見ているんだと思ったらきっと毎日頑張れる。
 ああ、やっぱり、ももかが好きな人生は最高に楽しい。